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私とスリングとの出会いは長男が4ヶ月のときでした。甘えん坊の長男は
いつでも抱っこしていないと泣いてしまう。やっと寝たと思ってもベッドに置けば「フェーン」と泣き出す。
そんな状態でした。
ある日、手首に激痛が(当時長男2ヶ月)私の手首はたった2ヶ月の育児で
腱鞘炎になってしまったのです。病院で注射をすれば一時的には良くなるものの、
毎日の育児で症状はどんどんひどくなる一方。
しかも腱鞘炎になった右手をカバーするためになるべく左手を使っていたため、
その左手首までが腱鞘炎に。
情けないですが、両手が紙切れ1枚、触れるだけで激痛が走る、そんな状態になってしまいました。
このままではどうやって育児と家事をしよう。
と、使うことのできない両手と泣き叫ぶ長男を見て本当に自分が情けなくなりました。
(当時の長男はまだ首が据わっていないため、おんぶ紐を使うこともできませんでした。)
そんな時に友人から教えてもらったのがスリングでした。
「これなら手に負担をかけずに抱っこしてあげられる!」と、即購入。
早速、使ってみると・・・
さっきまで泣き叫んでいた長男がスリングに入れて5分後にはZZZZ・・・。
私は手を使わずに抱っこできるから手首だって痛くない。
「なに、コレ。すごい===!!!」
その日から私にとってスリングはなくてはならないものになりました。
家にいるときもお買い物に行くときもスリングは私達親子といっしょです。
スリングのおかげで1ヶ月もしないうちに腱鞘炎はすっかり治りました。
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そんなとき、私の中で次の欲求が芽生えはじめました。
腱鞘炎で弱っていたときはとにかく「手を使わずにだっこできればいい」だけでおしゃれは2の次だったんです。
でも、腱鞘炎が治ってしまうと今度はおしゃれなスリング欲しい!
という欲求に変わりました。
そこで、自分で作ってみることにしたのです。 |
スリングとの出会いそしてfemmebellyの誕生へ |
自分とベビーが使うものだからとにかく妥協はしませんでした。ベビーを入れるんだから生地は
柔らかくて肌触りがいいもの。そして、安心できるもの。
私が使うんだから肩がこらなくて便利なもの。
長く使うものだから丈夫で長持ちするもの。
外出するときだって使うんだからおしゃれなもの。
試作のスリングを何枚も作っては捨て、作っては捨て・・・
自分が納得するスリングができるまでにどのくらいの時間とお金と労力をかけたかわからないほどです。
そんなこんなで2ヵ月後、やっと自分の思い描いていたスリングが完成!!
早速、そのスリングに子供を入れてみると、子供は気持ち良さそうにスヤスヤ。
鏡に映る子供を抱っこした自分の姿にも納得。
「よしっ!!」
早速、お披露目に友人の家へGO!! すると、会った途端、
「すごいっ。そんなおしゃれなスリングどこで買ったの??」と・・・「おしゃれ」「私も欲しい」の嵐。
そこまで褒められたら当然、プレゼント。
そうしたらそのまた友達からも「欲しい!」の連絡。それが話題となり、注文は次から次に。
結局、1人では縫製できない状態になったのです。
そこで縫製工場に生産を全て委託し、「femme bellyの誕生となったわけです。
「femme belly」のスリングは私だけでなく。実際に使っていただいた方々から
「もっとこうしたほうがいいよ」
「ああしたほうがいいよ」
といった貴重なご意見を参考に改良に改良を重ねて完成したスリングです。
(余談ですが、その後、私は次男を出産しました。
次男は出産直後からスリングに揺られてすくすく成長しております。
もちろんあの憎き腱鞘炎とは無縁の毎日です。) |
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femmebelly代表 |
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